不動明王(ふどうみょうおう)
酉(とり)/牡牛座の本尊
■煩悩や罪障を断ち、大いなる智慧を授ける。病魔・災いを調伏する。
不動明王は、大日如来が一切の悪魔を降伏せんがための変化身とされ、五大明王の中央に位置する代表格です。「外には忿怒の姿を示せども、内には深く慈悲に住す」といわれ、優しさの極致が怒りの形相となって現れています。
右手の利剣は、貪り・憎悪・心の迷いの三毒と種々の煩悩を両断し、 左手の羂索(けんじゃく)は、人々が迷いの道に陥ろうとするとき、進むべき道へ引張り導いてくれます。また身を包む大火焔は、一切の煩悩を
焼き尽す大慈悲の徳を表しています。
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