Guardian Buddha 守護仏

home守護仏チャートギャラリー作者からショップ

仏画制作/堀江ヤスタカ

1947:熊本県天草生まれ。
1970年代以降:横浜を振出しに、東京、名古屋、鹿児島、福岡とグラフィックデザインの武者修行。
1984年:友人とプランニング&デザイン会社設立。この頃アップル社Macintosh512kを米国より購入し、現在までのマックとの付き合いが始まる。
1991年:地域活性化プランを主にした個人オフィス設立。
1992年:インターネットと出合う。田舎での暮しと都市との仕事が両立できることを確信して、第二のふるさと探しをスタート。
1995年:長崎県の海辺へ移住。
2001年:この頃から仏画制作をスタート。
2005年:田舎暮らし10周年を期に守護仏サイトを開設。

作者からのメッセージ
私が仏を描いてみたいと思い始めたのは、旅先の古刹にあった一枚の菩薩の絵との出会いからでした。色彩のない墨だけで描かれた菩薩の姿。決して巧みな絵とはいえませんでしたが、柔らかな光芒を放ち、私の心に優しく語りかけてくれるようでした。
墨だけで仏を描くのは白描図法といわれています。もともとこの図法は、師から弟子に修行の段階において相伝の形で伝承されたものです。描いた人々も専門の絵師ではない修行僧が多く、絵を描く訓練もなされていませんから稚拙な描写が多いのですが、それが却って生き生きと描き手の息づかいを伝えてくれます。

私は仏にも仏教にも詳しくありません。それでもこの白地に墨一色で描かれた仏画に、創造する意欲を掻き立てられてしまいました。
仏とは清浄なものであり、その心は慈悲だといわれます。だから、この仏の姿を描き出す人は、まず身も心も清浄でなければならない。しかしこの清浄になりきることが、煩悩だらけの人間である私には難しい。また仏画とは仏の姿を湧出したものであって、絵師の自由な創造作品であってはならないともいわれています。
それでも描いてみたい。悩んでいた私はある日、日本画の線描法の一つに「鉄線描」というものがあるという文を見つけました。文字通り、鉄の針金を思わせるような一定の速度と太さ、真直ぐで迷いのない運筆です。

鉛筆、木炭、面相筆、烏口、筆ペン、マーカー、サインペン、ロットリング・・・ グラフィックデザイナーとしてスタートした私は、現在まで様々な「筆」を使ってきました。そして辿り着いた筆がコンピューターのマウス。現在の私に一番馴染んだこのデジタルな筆を使って、この「鉄線描」を表現できないものか・・・。

仏画とコンピューター。私はこの組み合せに夢中になりました。
描きたいという思いだけで仏像の見分け方も知らなかった私は、まずその姿かたちの資料を集め、その資料を基にデッサンを繰り返しました。デッサンは仏のプロポーションと持物の位置を決めるためのものです。そして、気に入ったものをスキャナーで取込み、マウスで描き始めました。

手描きの線と較べ、コンピューターのラインは没個性ではないかという迷いもありました。しかし、白描図法は実は線の細さだけではなく、丸く、四角く、カーブするラインで組み合わされた図形が創りあげる、迷宮のような全体像にも魅力があることに気が付きました。

現代の鉄線描ともいえる0.09mmのベクトル画像で、仏の顔を、宝冠を、天衣を、持物を、蓮華座を描く、拡大して細部からさらに細部へと描き込む、ひたすら描く、描き続ける。
私の仏画は、伝統的な仏の画像とは異なる部分もあります。ただ描くという至福の時間がもたらした私なりの仏のイメージですが、 皆さんがご自分の守護仏を見つめることでリラクセーションでき、リフレッシュできることを願って発表させていただきました。

2005年11月 堀江ヤスタカ

コラボレーションしませんか?
ベクトル画像は、ベジェ曲線という数学的にレンダリングされるラインを使って図形を描くため、画像のディテールや鮮明さを失わずに、あらゆるサイズに拡大・縮小したり、解像度に左右されないプリントが可能です。そのためベクトル画像による仏画(使用ソフト/Adobe Illustrator10)データを活用することで、照明・ディスプレイ・インテリア・ファッションといった、様々な分野でのコラボレーションが期待できます。
作品に関するお問い合せ、作品を使用してのプロジェクト等については、下記のメールフォームからご連絡ください。

堀江ヤスタカ/オフィシャルサイト「Guardian Buddha:守護仏」は、アステリスク・プロダクツが管理・運営しています。作品に関するお問い合せ、作品を使用してのプロジェクト等については、下記のメールフォームよりご連絡ください。
asterisk products mailform→