大日如来(だいにちにょらい)
未(ひつじ)・申(さる)/蟹座・双子座の本尊
■諸仏菩薩の根本尊。世を大光明で照らす。病調伏・安産に豊徳をあらわす。
大日如来の智慧の光明は、昼夜の別ある太陽の威力をはるかに上まわることにより、 大日と名付けられました。釈迦が悟りを得てから出現してくる様々な仏とは違い、それ以前の絶対的真実を表している仏とされています。
頭に五人の如来が描かれた五智宝冠。本来の仏の智慧総てを既に持っていることの証しであり、我即大日であることを示します。
智拳印(ちけんいん)。上に伸ばした左手の人指し指(向上しようとする私達)を、優しく右手(仏)が包み込んでいます。自ら前向きに進むなら、必ずそこには仏の優しい力があることを示します。
一般的に如来は、納衣(のうえ)という簡素な布を身にまとうだけですが、唯一、宝冠やきらびやかな装身具で飾られています。これは如来という悟りの立場にあっても、心はいつも修行中の菩薩の精神で励むことを示しています。
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